カタチ(その1)

「これで良かったのか?・・・」法要後、そう語った亡夫の奥様。故人の意志で献体をされた事で葬儀も行わず、お骨も無いという事でした。お盆を前に、多くの事を考えられたのでしよう。娘さんがインターネットで、当山を検索され供養の依頼がありました。当日はお孫さんを含む4人が参列され、法要を厳修致しました。

法要終了後、法華経読誦、お題目の声が故人に届いたのでしよう。奥様、娘さんは涙されていました。最後に「細く長く節目、節目で供養をしてあげて下さい。」とお話させて頂きました。