大手葬儀社はね.2
今月だけで檀家さんの葬儀が立て続けに3件あった。うち2件は当山葬祭部にて寺葬儀式で執り行い、残り1件は大手葬儀社Tの会館だった。三つ目の檀家さんの葬儀は、今回大手葬儀社Tの会館葬儀だったが、施行方法の流れは過去と何も変わる事もなく、ただただ、喪主さんは葬儀担当者に敷く時中、人数の確認やら打ち合わせやら、雑用に追われ過ぎて葬儀が終わった後の喪主夫婦の感想は「何が何やらわからないままに終わってしまった」という、必ず誰しもが感じる感想だった。
死は突然訪れるものです。準備が出来ない葬儀だからこそ「当家取り込み中の故、失礼があるかもしれません」というアナウンスの必要性があるのだと思う。それをあたかも人を招く事が主になり、故人を送る事が従になっている大手葬儀社の施行は如何なものかと思う。何故そうなるのか?
彼らが儲けたいの一言に尽きる。
正規な値段等で儲けるならいざしらず。
喪主から葬儀代、出入業者からバックマージン、果ては僧侶から紹介料としてバックマージンを取る大手葬儀社。これだけでは無い、まだまだ多くの隠された部分があるだけに、葬儀は事前準備が大切だと思います。
大手葬儀社はねぇ
7月19日
夕飯中に檀家さんから訃報が入った。かねてから入院中だった94歳の母上がお亡くなりになった。枕経に伺いお勤め後通夜、葬儀日程の打合せ。その際、葬儀時間を10時30分開式と決めた。そうすると葬儀社担当者から、もし予約が取れなかった場合として11時30分という案を出してきた。
第二案を提案する事に於いては問題ない。しかし、火葬場予約結果を聴いてナルホドと思った。私は、日頃から火葬場の予約に私自身が出向いているので事情は理解している。
今回、19日21時に、22日の火葬場の予約を取る事になった訳だが、私は、何時も自分で火葬場の予約を取るので知っているが、丸二日先など予約が入っている場合はまず無い。と言っても過言では無い。それが第一候補の正午が取れず第二候補になったという事に驚いた。これが、大手葬儀社Tの常に上から目線のやり口だ。基本的にここで彼等は喪主に嘘をついているという事になる。全て葬儀社Tの都合で葬儀がスタートしているという事だ。喪主・僧侶・出入り業者・会葬者に対し何時も上から目線であり、高額な葬儀費用(個人的にそう思う)。葬儀を商売の種としか見ていない姿勢と態度。故人が勧誘員から騙しに等しい勧誘文句で入っていた互助会を使う事が、残された家族・親族に多大な負担がかかるという事を理解して頂きたい。
互助会に入会していても何時でも解約ができます。
解約を拒まれた場合は高槻市消費者センターに電話すれば直ぐ解約に応じるようになります。
- (072)682-0999)
早水日秀声明導師本葬儀
2016/06/27
鎌倉比企谷にある、本山妙本寺で執り行われる常明院日秀上人本葬儀会葬に行って来ました。
早水先生には、今から35年前立正大学谷中学寮在籍当時、声明をご指導頂き、現在に至るまで師父並び私がとてもお世話になりました。
先生はまさに声明に全てを捧げ、今日の日蓮宗声明は早水先生無くしては成り立たなかった事と思います。
早水先生の声明指導は厳しさと慈愛に満ちていました。早水先生のご尽力により、現在600名以上の声明師が声明師連合会に在籍しています。その全員が早水先生の指導を受けた声明師です。「努力を怠ると声明は直ぐに錆び付いてしまいます」と、常におっしゃっていた先生のお言葉を忘れず精進して参りたいと思います。
常明院日秀上人 増円妙道 位隣大覚


久遠林
東京滞在二日目。
昨日は、本門寺で声明師会長研修会に参加した。昨年の研修会には、声明導師早水先生がいらっしゃったが、今年からはいらっしゃらない。今年
、遷化(お亡くなりになった)された先生の増円妙道を上田先生導師の元、回向させて頂いた。
二日目は、場所を宗務院に移し声明会連合会会長会議に出席する。会議前に池上照栄院さんが管理運営されている久遠林へ。久遠林には、妻の両親が納骨されている永代合祀墓。敷地面積も広く立派な合祀墓である。義理母が亡くなった際、今後の事を考え義理父と相談した結果、妻を含む家族全員が久遠林へ入る事になった。こうして、妻の実家からも近く、上京した際に墓参が出来るのも有難い。墓を守るべき人が在るならお墓を建立する選択肢もあるかと思います。どうしても墓を守れない時が来たならば合祀という選択肢もあるかと思います。



東京で開催された研修会に参加しました。
同行会を終え、帰阪せず9日開催された研修会に参加しました。この研修会は、東京四部主催の布教研修会。通常大阪に住む私に参加資格はありませんが、今回当番の東京南部布教師会会長Y上人、今回講師の浄土宗、臨済宗の和尚と知り合いだった事。Y上人、和尚達が関係している超宗派の会に私も所属している事からY上人からお誘いを頂きました。
今回の研修会は「声なき声を聴く」をメインテーマに、三つの講演から構成され二人の和尚は「傾聴」について講演されました。後の講演は、自死遺族会代表の方から自死遺族の声を聴く。大本山本門寺貫主菅野日彰猊下法話「仏の声を聴く」でした。
その中で「傾聴」の講演は、参加者の皆さんの興味をそそったようで、質疑応答では多くの質問がありました。「声なき声を聴く」我々、僧侶が実践しなければならない事ですが、現実は実践出来ていません。























