月例「施餓鬼会法要」
昨日、沢山の壇信徒の皆様と共に、月例「施餓鬼会法要」を本堂で厳修致しました。
「施餓鬼会法要」とは、餓鬼に施しをして、自らの寿命を伸ばすために行う法要です。そのいわれは、お釈迦様の弟子に阿難尊者がいました。ある時、阿難の前に口から火を吐いている餓鬼があらわれ「お前の寿命はあと三日、死んだら餓鬼になる。もし助かりたければ、沢山の餓鬼やバラモン、仙人に一人一石ずつ食べ物を施せ」と言いました。阿南は困ってしまい、お釈迦様におすがりすると「この言葉を唱えて施こしをすると七石ずつの食べ物を施すことになる」と呪文を教えられました。その教えによって阿難は、その後50余年の寿命を授かり、お釈迦様にお仕えすることができたと伝えられています。この説話に基づいて「施餓鬼会法要」が行われるようになりました。
我々が生きて行く為には、 米・野菜・魚・肉等の他の生命を食べて生きています。その分、我々は立派に生きなければ頂いた命を無駄死にさせた事になります。世の中に存在する生命を大切に想い、供養する事で、自分の生命が生きるという事です。「施す心は自分を養うこころ」毎月第一日曜日午前11時より本堂にて皆様と共に施餓鬼会を開催しております。壇信徒以外の方もお参りして頂けます。