"日々のこと"の記事一覧
早水日秀声明導師本葬儀
2016/06/27
鎌倉比企谷にある、本山妙本寺で執り行われる常明院日秀上人本葬儀会葬に行って来ました。
早水先生には、今から35年前立正大学谷中学寮在籍当時、声明をご指導頂き、現在に至るまで師父並び私がとてもお世話になりました。
先生はまさに声明に全てを捧げ、今日の日蓮宗声明は早水先生無くしては成り立たなかった事と思います。
早水先生の声明指導は厳しさと慈愛に満ちていました。早水先生のご尽力により、現在600名以上の声明師が声明師連合会に在籍しています。その全員が早水先生の指導を受けた声明師です。「努力を怠ると声明は直ぐに錆び付いてしまいます」と、常におっしゃっていた先生のお言葉を忘れず精進して参りたいと思います。
常明院日秀上人 増円妙道 位隣大覚
久遠林
東京滞在二日目。
昨日は、本門寺で声明師会長研修会に参加した。昨年の研修会には、声明導師早水先生がいらっしゃったが、今年からはいらっしゃらない。今年
、遷化(お亡くなりになった)された先生の増円妙道を上田先生導師の元、回向させて頂いた。
二日目は、場所を宗務院に移し声明会連合会会長会議に出席する。会議前に池上照栄院さんが管理運営されている久遠林へ。久遠林には、妻の両親が納骨されている永代合祀墓。敷地面積も広く立派な合祀墓である。義理母が亡くなった際、今後の事を考え義理父と相談した結果、妻を含む家族全員が久遠林へ入る事になった。こうして、妻の実家からも近く、上京した際に墓参が出来るのも有難い。墓を守るべき人が在るならお墓を建立する選択肢もあるかと思います。どうしても墓を守れない時が来たならば合祀という選択肢もあるかと思います。
東京で開催された研修会に参加しました。
同行会を終え、帰阪せず9日開催された研修会に参加しました。この研修会は、東京四部主催の布教研修会。通常大阪に住む私に参加資格はありませんが、今回当番の東京南部布教師会会長Y上人、今回講師の浄土宗、臨済宗の和尚と知り合いだった事。Y上人、和尚達が関係している超宗派の会に私も所属している事からY上人からお誘いを頂きました。
今回の研修会は「声なき声を聴く」をメインテーマに、三つの講演から構成され二人の和尚は「傾聴」について講演されました。後の講演は、自死遺族会代表の方から自死遺族の声を聴く。大本山本門寺貫主菅野日彰猊下法話「仏の声を聴く」でした。
その中で「傾聴」の講演は、参加者の皆さんの興味をそそったようで、質疑応答では多くの質問がありました。「声なき声を聴く」我々、僧侶が実践しなければならない事ですが、現実は実践出来ていません。
バイクツーリング
4年前から、檀家さん達とツーリングを楽しんでいます。そもそものきっかけは、檀家総代さんの長男さんが定年を迎えられ帰阪された事からでした。長年バイクに乗られている方と知り、一緒にバイクツーリングに行くようになりました。その当時、私機会許で大型自動二輪免許は持っていなかったので檀家さん1000cc大型バイク、私250ccのバイク二台でツーリングに出かけていました。
しかし、檀家さんのリッターバイクに刺激された私は、一念発起し52歳で教習所に通い大型自動二輪免許取得し、今は檀家さんと同じリッターバイクに乗りツーリングを楽しんでいます。
その後、バイクに乗るようになってお参り先でたまにバイクの話題が出る事で他の檀家さんの中にもバイクに乗られている方がいらっしゃる事がわかり、その方達をお誘いして二か月に一度位の頻度でツーリングに出かけています。
バイクが縁となって、元檀家総代の長男さんに総代を引き受けて頂きました。他の住職の皆さんからも、こういうふうに檀家さん達と交流を持っている事を羨ましがられます。今はバイクツーリングを通じ少しずつ法華経の教えや菩提寺の事を知って頂く機会となりつつあります。
対応
今朝クルマを洗車して貰う為ガソリンスタンドへ行った。朝9時少し前に到着したので、店員さんに洗車時間を確認したところ9時からだという事だった。しかし、店員さんから他に作業が入っているので、9時半過ぎの洗車になると告げられた。仕方が無いので、待っている間に洗車チケットの車両入れ換えをお願いした。(ちよっと待って下さい)と言い残して店員さんは奥に入ってしまった。カウンターでは、女性店員さんが、お客さんの対応をしていたものの、お客さんは書類に記入している途中だった。私としては、その間に女性店員さんが、私の用件を尋ねてくれたらと思いつつ待っていたが反応は無し。洗車だけの為、30分以上待つのも時間のムダなのでガソリンスタンドを後にした。
私も、檀信徒の皆さんにこのような対応をしていないだろうか?常に気を付けないと女性店員さんと同じような対応をしてしまうだろう。今日1日は反省から始まった。
盂蘭盆法要手伝い三か寺目
当山の盂蘭盆法要を終え、三か寺目のお手伝い先であるB寺。こちらの盂蘭盆法要は、昔ながらの法要スタイルだ。朝10時開始、昼休みを挟んで16時頃まで一日かかる。大まかな時間帯はあるものの、檀信徒がある程度揃った時点で法要が始まる。10時に法要が始まると、約一時間半くらい15分程の法要を何座も勤める。たまに、時間に遅れた檀信徒の為に時間待ちの休憩が入る事も多い。
檀信徒にとっては、短時間で塔婆ご回向が済むので、お墓がある方は、そのまま塔婆を持って墓参に行かれる。
法要の中で、導師が「灑水」(導師が塔婆に、枝のついた葉っぱを使って水をかける)という、儀式を行うのだが、これは本来導師のみが行う作法である。しかし、この近辺の寺院では、檀信徒に焼香時「灑水」をさせている事が多い。盂蘭盆の趣旨は、餓鬼供養である事を考えると、自分の先祖、親族のみを供養対象にしてしまう行いに見えてしまう。それと共に、檀信徒に供養の重要さをアピールする為のサービス的要素もあるように感じる。
同じ地域に在る寺でありながら、風習や慣習が取り入れられた様々な法要形態が存在する。