ガガガッ ウィーン ウィーン
口の中でインプラント治療に必要な器具類が音をたてる。
人生50年目にして身体の中に金属(チタン)のネジが埋め込まれた。といっても、力が強くなったり身体能力が向上した訳ではないのだが、なんとなく人造人間になった気分。インプラント治療は、素人の私からだとまさに外科手術のようだが、前回のブログにも書いたが電子麻酔のおかげで全くと言っていいほど(あくまで私見)無痛だった。
手術中、森田先生が切開した部分の様子を画像で見せてくれ、現状の説明後チタン合金のネジを埋込み、最後に切開した部分を糸で縫合。手術は粛々と進められ約1時間で終了した。文章で表現すると緊張感が伝わるかもしれないが、実際は本当に「あっという間」に終わってしまった。今迄だったら麻酔の痛さに耐える所から始まった歯科治療だったが、医学の進歩は日進月歩だと感じた。しかし、術後、麻酔が切れれば切開した部分が痛み始める事は予想できた。先生からの指示で鎮痛剤を直ぐに飲んだ事で直後からの痛みは無かった。ただ、鎮痛剤も長時間効果が持続する訳ではない。だが・・・どうした事か? 夜になっても全く痛みが無い。縫合部分を鏡で確認すると、腫れているものの痛みは全く無い。安心して休む事ができ、翌日も全く痛みが無かった。これも森田先生の執刀技術が高いという証。ありがとうございました!
後は、顎の骨とチタンのネジが定着するの待ってセラミック歯が入る予定。
法華経(法師品第十)の一節に「もし人悪刀杖、および瓦石(がしゃく)をくわえんと欲せば、すなわち変化(へんげ)の人をつかわして、これが為に衛護と作さん。」とある。これは、お釈迦様の亡き後の現代に生きる私達の使命と仏様の加護が説かれています。それは、法華経を信じ、人にも伝えなければならないことです。私達が懸命にその使命を果たそうと努力するなら、必ず仏様は様々な姿をもって私達をご加護下さる事が説かれています。今回、もう一歩、遅かったら今頃骨髄炎におかされ入院している事になっていただろう。それを間一髪で助けて貰えた。今回の一連の流れは法華経の一節だと感じた。