BONZEブログ

"お寺 高槻 日蓮宗 "の記事一覧

明日は満中陰法要

明日19日は、昨年12月2日に遷化した先代住職の満中陰法要を厳修する。

一般的に満中陰=四十九日は、死者が「中有」を歩き通して霊山浄土に入るまでの期間であると言われている。

七日ごとに行う供養は、一週間ごとに会う大王の前で裁きを受ける。その時、生きている我々が供養の読経・唱題を唱え少しでも死者の罪障が消滅出来るように「応援」している事になる。しかし、これだけ科学が進むと、その話しが本当なのか? ?やはり、疑いたくなる事も事実であり、全くもって、そんな事を信じない人も多い世の中になっていると思う。だが、精神科医が書いた記事の中に面白い内容の記事があった。

人が「さぁ! やるぞ。と何かをはじめてから、スタミナが尽きるまで、四、五十日である」という話し。

多くの実例があり、次回のブログで紹介する予定だ。

社会教化事業講習会

9月9日〜10日東京大田区池上にある日蓮宗宗務院で開催された社会教化事業講習会に参加しました。

日蓮宗を代表する6人の僧侶が、各々が実践されている社会教化事業の紹介並びに実践例を講習。日蓮宗僧侶の社会教化活動の意義に始まり、青少年教化活動、ビハーラ活動、国際協力活動、災害・危機管理実践活動と活動内容多岐に渡り、各々り僧侶の皆様の社会教化に対する考え方がとても勉強になった。

私は、一般の方と接する事が多く。私が僧侶と分かれば、ご自分の身の回りにいらっしゃる僧侶の話しを良く耳にする。その内容のほとんどが、お布施にかかわる事と僧侶の法要儀式のあり方等だ。それも良い話しはほとんど聞いた事は無く、悪い話しばかりだという所に世間の我々に対するそれが評価だと感じる。

「無関心ではいけない」「まず、自分の出来る事から実践してみる」我々僧侶に出来る社会教化活動は沢山ある。私は、「寺で葬儀を出そう・葬儀代金の適正化」を、もっか推進している。今回の講習で私が考え、実践している事も社会教化の一部になる事が分かり、これからも身の丈に応じた活動を実践して行くつもりだ。

画像は、(株)オフィスロータス経営「ロータス・カフェ」この移動カフェの経営は、日蓮宗僧侶のMさん。今回の講習会の講師もされていた。いろんなアプローチで社会教化活動が出来る新しい見本かもしれない。このカフェ、新宿にある日蓮宗寺院門前にて常設されていおり、東京23区なら、何処でも出張可能。特に寺院の行事の際に出向き、美味しい飲み物を寺側から壇信徒に振る舞う。飲み物料金は全て寺側が負担。

カタチ(その1)

「これで良かったのか?・・・」法要後、そう語った亡夫の奥様。故人の意志で献体をされた事で葬儀も行わず、お骨も無いという事でした。お盆を前に、多くの事を考えられたのでしよう。娘さんがインターネットで、当山を検索され供養の依頼がありました。当日はお孫さんを含む4人が参列され、法要を厳修致しました。

法要終了後、法華経読誦、お題目の声が故人に届いたのでしよう。奥様、娘さんは涙されていました。最後に「細く長く節目、節目で供養をしてあげて下さい。」とお話させて頂きました。

「寺犬」修行中

「寺犬」サラ(イタリアングレイハウンド♀9か月)、この暑い最中も訓練続行。さすがに屋外での訓練は気温が高すぎて無理と判断。屋内での訓練に変更。訓練状況ですが、7月あたりから随分、わかって来たような感じです。今迄は、トレーナーさんを避けていたのが、しっかりトレーナーさんの顔を確認しながら行動するようになって来ました。それと同時に自我による抵抗も少なくなって来ました。

「生き残れるか仏教?」

今日、奈良県橿原市で開催された「第四十回 日蓮宗近畿教区教化研究会議」に参加した。

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研究会議は、午前の部 基調講演「生き残れるか仏教 ?(現代社会が求めるもの)」上田紀行氏(文化人類学者 東京工業大学大学院准教授)。午後の部 分散会+全体会議の二部構成。午前10時〜16時までと長丁場の研修会だった。

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「逆布教」「あんた達僧侶がいるから仏教は衰退するんだ」という言葉が、壇上の上田先生よりビシビシと発せられる。世間の人の9割は仏教に対して興味がある、しかし、こと僧侶に関しては1割の人からしか興味を持たれていないそうだ。確かにそうだと思う。我々、僧侶に対する世間のイメージは「坊主丸儲け」が大半であり、その信頼は地に落ちている。私自身、衣を脱ぎ、素の自分自身を世間にさらけ出して来た。衣を着けていなくても僧侶としての自覚を持ち続ける事が出来るものなのか? 衣を着けていない私と相対した人は僧侶と見てくれるのか? ?素の自分を信頼してもらう事が出来ないならば僧侶失格ではないのか? ?と未だ自問自答している。

当然の如く僧侶に対する批判は私にも浴びせられる事は多々あった。

寺を維持する事を主体とした宗教活動も大事ではあるが、世間と相対し公益性を持った宗教活動を展開して行く事が出来るのかが、今後の焦点となってくるだろう。近い将来にはお寺も自然淘汰されていく事になるそうだ。

新年

明けましておめでとうございます。
今年も「Bonze Blog」をよろしくお願い致します。

平成22年度は八白の年。
世の中が大きく変動する一年になるかもしれません。
時勢を見極め、自分自身の動き方を考えていかねばなりませんね。
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