櫛 クシ
今日は春分の日。お彼岸の中日です。中日は大阪市内ニか寺の彼岸法要へ出仕するのですが、一か寺は彼岸法要中止、もう一か寺は無檀家法要ということで中日に法要への出仕がないなんて、私が僧籍取得後初めてのことです。22日は当山の彼岸法要を執り行うことで、それに向けて散髪に行ってきました。今日はハヤシさんのお店で珍しい場面に遭遇しました。それはクシ屋さんがクシを売りに来ていることでした。蔵本君の説明では、今ではクシ屋さんが来ることが珍しく、そのクシ屋さんが持参するクシはクシ職人手作りのクシだということです。今ではクシ職人は全国に数人だそうで、手作りのクシは使い勝手や、クシの通りが量産品とは比較にならないということでした。値段もクシの材質(鼈甲だと数10万)により違うということです。マスターも「テンションが上がるんですわ!」と満面の笑みでした。