遺体の取り違え。
実際にあった茨木市内某大手葬儀社のミス。
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(知人である日蓮宗寺院住職の記事をコピー)
今日会った住職から、恐ろしい話を聞いた。
少し前に檀徒さんが亡くなったのだが、生活保護世帯で、身寄りも無く、葬儀も出来ないから炉前経(火葬場の窯の前でお経だけ上げる)だけで済ます簡単なものだったのだが、炉の前に運ばれてきた棺と一緒に親族らしいご夫婦が一緒に来られた。ところが、その人の顔に全く見え覚えがなく、炉の前に書いてある名前も檀徒さんのものではなかったので、火葬場の方に、「ちょっと、顔を見せてください」と依頼したところ、「ご親族には確認済です」と言われた。でも気になるので、「悪いけど蓋を開けて」と頼んだら、しぶしぶ棺の蓋を開けてもらえたそうだ。すると、全く知らない人だった。
同行した葬儀社に問いただすと、その日に通夜を行う死体と間違ったという事で、大慌てで交換されたそうだ。(火葬場と式場が隣接している会館)一緒に同行したご夫婦も、「今夜が通夜なのに、なぜ火葬場に運ばれるのか不思議に思ったそうだ」。
菩提寺の住職が、故人を知っていたからよかったものの、葬儀社に依頼されて一見客のように扱う僧侶だったら、故人の顔も知らないだろうし、喪主にしても、葬儀をしてもらうために初めて会う僧侶だから、今回のようなトラブルは防ぎようがない。ちょっと間違えば、死体の取り違えで、通夜や葬儀の前に火葬してしまうところだったと話されていた。
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このような事態が、これからどんどんと増えて来るに違いない。
葬儀=商売として捉えている葬儀社の乱立。葬儀=業務として儀式をないがしろにする葬儀社の乱立。
間違って自分の身内が、火葬されないように確認が必要になって来た。