BONZEブログ

いろんな場合がありますね。

昨夜、葬儀の依頼があった。電話は先代が受けた事で相手方と葬儀時間の打ち合わせもせず相手の指定する予定で引き受けてしまった。急遽、4日に行う法事の予定変更を無理言ってお願いし調整を行った。

昨日の今日で午後6時半から通夜。

今日午後、突然喪主側の親戚が来寺。来寺目的は葬儀のお布施のこと。

相手方の諸々事情を聞く。事情は良く理解できる。突然の事と相手は言うが亡くなった方は90才を超えていた。いつも思うのだが、事前に葬儀の事を考えておらずその場になってあたふたするもの。葬儀社に支払う葬儀費用については交渉せず、お布施を相談に来る。今回の場合、先に寺側と葬儀日程の調整をせず独断で日程を決めてきた。これにより葬儀後、初七日の時間と法事の時間が重なってしまう。その為、もう一名お上人を役僧としてお願いしておいた事。また今回使用する会館側に費用を下げられ方法がある事を話したが受け入れられず。

今日来られた方から見れば私なんぞは息子の年代。たかだか坊さんという事だけで「こんな若造に舐められるか」的な雰囲気だった。最終的には寺側が悪いとなる。こんな事態になる相談なら来て欲しくない。

結局、お互い良い印象を持つ事が出来ず話は終わった。

以前、お父さんが寝たきりで何時何時亡くなるかもしれない。という事で葬儀に関して相談に来られた30歳の方がいた。この方も葬儀のお布施について悩んでられた。

話としてはそれよりも先に現在の葬儀の流れをどの程度ご存知なのかを尋ねた。そこから葬儀の流れと必要な経費等を説明し、どこをどうすれば葬儀費用を削減できるかを説明した。彼は、とても良く理解してくれ、葬儀のお布施については心配いらない事を明確に話し安心して貰った。本当の意味での相談とはこのような事だと思う。