先輩住職のブログより全文抜粋。
先日、互助会の勧誘員の話を書いた。あの時に、セレマの勧誘員さんの勧めで入会した人が、家で子どもたちに話したところ、一斉に総攻撃を浴びせられたようだ。2,500円と言うのは、初回で、これは話を持ってきた人が500円を負担するので、毎月3,000円となる。銀行の引き落としの用紙にも、すでに署名押印したとのことだ。
怒った娘さんが、その勧誘員さんに電話をかけて解約を申し込んだ。互助会組織や生保の勧誘員さんって、どの会社でも同じような感じを受ける。口は丁寧でやんわり話しているが押しが強い。中々了承しないようだ。加入の経緯が、ご近所の仲間をベースにしているために話が複雑だ。ご近所でも中心的な人物となる人が、この勧誘員さんと非常に懇意にしていて、しょっちゅう出入りしているようだ。そして、互助会だけではなく、生命保険や、先に書いた靴など、多種多様なものを購入したり加入したりしているようなのだ。その仲間内での話だから、断ったら次に顔を出せないと思うため、加入した本人も解約に同意しづらい。
勧誘員さんは、「お母さんの、せっかくのお友達関係にひびを入れて」とか、「本当に仲良くされている仲間ですのに」などと言ってくるらしい。しかし、絶対に解約すると決めているから、「そんな仲間のところには、出入りしないように母には言いますから、貴方も、母には近寄らないでください」と反論したそうだ。すると、「なんときついことをいう人なんですか、今までそんなこと言われたことありません。私は、みなさんが喜ばれるから、ほぼ奉仕でやっていることですよ。お母さんの友達関係を壊して平気でいられるんですか」などと繰り返し話してくる。(誰が、友人関係を壊したんだ!)
この人と、これ以上話しても無駄だと判断したので、とにかく加入は取り消しますから用紙を送ってください。そして、今後二度と勧めるようなことはしないでくださいと話して電話を切ったそうだ。
それから、2・3日して勧誘員さんから電話がかかってきて、「用紙に書いてもらったら、間違い等があったりして、中々一度で通らないことが多いんですよ。引き落とし口座の残高を、3,000円以下にしてもらえませんか、そうすれば、会費は落ちませんから、これが一番の裏ワザなんです」と述べられたそうだ。こちらとしても、落ちてから返金してもらうのも面倒だから、それには従うつもりだけど、こんな方法を互助会が認めているわけがない。きっと、自分の成績を傷つけずに、先方の都合で入金できなかったようにしたいのだろう。勧誘を断られ入会自体がなくなるよりも、入会はしたけど、お金が入金されなかった。こんな筋道が見えてくる。勧誘員さんがこんなこと言ってますけどと、セレマに電話をかけようと考えたそうだが、もう一点、疑惑の靴のことがあるので、ここは捨て置くことにしたらしい。
ホウシュウ・(義理で入会するとロクでも無い事になる典型例ですね。しかし、こんな事も昭和一桁生まれの方の一部には通用するかもしれませんが、その後の世代には通用しなくなっていくのではないでしようか? ?そういう流れからも互助会の破綻も現実に出てくると思われます。)