BONZEブログ

満中陰法要

本日11時より、師父上人満中陰法要を導師円通寺様、式衆安穏寺様、壽光寺鈴木上人の元、滞り無く厳修致しました。

親族をはじめ、多くの檀信徒の皆様の参列を頂き、誠にありがとうございました。師父上人も喜んでくれた事と思います。

さて、話は昨日の続きです。「人の集中力は50日が限界」

精神科医の先生が書かれた文章の中で、第一次世界大戦で発見された事である。この戦争は塹壕戦であって、数百メートルへだてて打ち合う事が多かった。その中でベテラン下士官。すなわち「戦争のプロ」が、普段の訓練はどこえやら、えいどうにでもなれと武器を捨て、わざと身を敵にさらす。という事件が起こった。

これは「戦闘消耗」と名付けられたそうだ。それは、前線に着いてから四、五十日目であった。

明日は満中陰法要

明日19日は、昨年12月2日に遷化した先代住職の満中陰法要を厳修する。

一般的に満中陰=四十九日は、死者が「中有」を歩き通して霊山浄土に入るまでの期間であると言われている。

七日ごとに行う供養は、一週間ごとに会う大王の前で裁きを受ける。その時、生きている我々が供養の読経・唱題を唱え少しでも死者の罪障が消滅出来るように「応援」している事になる。しかし、これだけ科学が進むと、その話しが本当なのか? ?やはり、疑いたくなる事も事実であり、全くもって、そんな事を信じない人も多い世の中になっていると思う。だが、精神科医が書いた記事の中に面白い内容の記事があった。

人が「さぁ! やるぞ。と何かをはじめてから、スタミナが尽きるまで、四、五十日である」という話し。

多くの実例があり、次回のブログで紹介する予定だ。

荒行堂へ

千葉県市川市中山にある日蓮宗遠壽院で、毎年11月1日?2月10日までの百日間。大荒行が行われている。暁天午前3時から6時、9時、12時、15時、18時、23時の一日七回の水行。それ以外の時間は中堂と呼ばれる読経堂にて読経三昧の一日。食事は午前5時、17時の一日二回のお粥と味噌汁のみ。もちろんいったん入行すると2月10日を迎えるまで一切、外に出ることが出来ない。

入行から35日間の自行と呼ばれる行期間を過ぎると、5分間の面会が許される。

入行している行僧と会える唯一の時間だ。私は、毎年面会に行っている。今年は従兄弟弟子関係にあたる僧侶が入行している。その彼の師父上人、檀信徒と共に面会をした。

まだ年齢が若い事もあって、元気そうでなによりだった。

2月10日の出行まで、あとわずか・・・最後まで怪我・病気をせずに元気で出行して欲しい。

初講のお手伝い

今日は朝から近隣寺院の初講のお手伝いに行って参りました。

毎年、年初めに開催される「初講」は、今年一年、檀信徒の皆様が無事息災延命であるようにご祈祷を致す行事です。

今回も沢山の檀信徒の皆様が参列され、我々の修法加持を受けられました。

メジャーな神社仏閣の厄よけ祈願だけではなく、このように地域に根ざす日蓮宗寺院も、ご祈願等の行事を行っています。

寒中お見舞い申し上げます。

寒中お見舞い申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年12月2日先代住職である師父龍明院日政(長谷川鳳晃)上人が、遷化(逝去)致しました。世壽79歳。

12月5日広宣寺本堂に於いて葬儀式を厳修致しました。ご寺院様を始め檀信徒、有縁の多くの皆様にご会葬頂きました。有難うございました。

早くも年明け1月19日満中陰を迎えます。最近、少しずつですが落ち着きを取り戻して来ましたので、ようやくブログの更新が出来る時間が出来ました。

今年は、頑張って更新して行く予定です。

どうぞ、よろしくお願い致します。

全国声明師研修会

11/25?26? 新潟県に於いて全国声明師連合会主催「声明師研修会」が開催された。

全国から約100名近い声明師が集まった。

11/25 午後2時からの研修に間に合うよう、大阪伊丹空港より飛行機で新潟に飛んだ。過去、新潟は訪れた事はなく厳しい研修に参加する事ではあるが、現実から離れる一泊二日のショートトリップの意味合いもあるかもしれない。。飛行機を使えば大阪から1時間で到着。機内から見た風景は、さすが米どころ。田園の占める割合が多かった。

研修会一日目は、午後2時?5時まで行われた。夜は、参加者全員で懇親をはかった。二日目は、午前9時から11時まで研修が行われた。研修の中で、実際に声明を唱えるのだが、今年、声明師に任命された皆さんのレベルが高い。負けずに頑張るが、これがまたなかなか難しく、声明は習練を必要とするからだ。日々、声明師として自覚を保ち勤行、法要のひとつひとつを大切に勤める事が必要だ。研修会に出席すると、また新たな気持ちが沸いてくる。

帰路は、少し新潟の街を巡り(ご当地グルメのイタリアンを食した)機上の人に。

19時過ぎに自宅に到着した。

怒っちゃいかん! のに怒ってしまった・・・

お寺から市営斎場までタクシーを予約した。出棺時間に間に合うように14時半出棺の15分前到着でお願いし予約は済んだと思ったのだったが、その直後、タクシー会社より電話があり「14時15分では間に合わないのでは?」という事だった。「到着が14時15分前後になるので間に合わないかもしれない」と引き続き訴えてくる。「ならば14時10分でもいいですよ」と答えたのだが、それでも尚、執拗に「到着後、直ぐにご乗車して頂けない場合はタクシーは戻ります」???? 「いやいや、出棺が14時半なんだから帰って貰っては困ります」から、話はどんどんとおかしな方向に進み出したので、間髪入れずに喝を入れ、責任者に電話を交替させたところ、通常通りの会話で14時15分に到着し待っていてくれるとの返事だった。メーターを倒して待つ訳なので何故帰る必要があるのか? 最初のオペーレーターの考えがわからない。

電話を切った後、冷静に考えてみた。
きっと、オペレーターは「寺から出棺する」という意味が理解出来ていなかったのだと思った。行き先を尋ねられ「市営斎場」と答えたところからオペーレーターの頭の中がコンガラガッタのだろう。14時30分に市営斎場から出棺。ならば寺に出棺15分前に到着しては目的地まで15分で到着する事は難しいと考えたに
違いない。そう考えれば執拗に「間に合わない」を連発しないだろう。

いやいやオペレーターさん、私が言いたいのは、寺を14時半に出発し、15時に市営斎場に霊柩車が到着すれば問題ない事なんです。それを、担当したオペーレーターが知らなかったのだろう。そう考えると、こんな所でも葬儀の形態に変化が出て来たという事だ。以前なら、自宅からご遺体を出棺する事が普通の光景であった。それに伴い遺族を市営斎場に送迎するタクシーの車列も当たり前だった。それが、最近は葬儀会館から出棺する事が多くなりマイクロバスやマイカーを使用するようになった事でタクシーの利用率が下がったのが原因かもしれない。そして、今回のような行き違いが生じたのであろう。

ここにも葬儀形態に変化が出ているのだと考えさせられた。

互助会I?(その3)

先輩住職のブログから全文抜粋

互助会の勧誘員さんが持ち込んできた靴の話を書いたが、それについても、断るために連絡をしたところ、解約料が必要だと告げられたと話されていた。
 靴を作る時に、診察が必要ということで、2,000円の診察料が必要だったことを、まず思い出す必要がある。解約には、20,000円が必要ということだ。2万円とられるならば、もらっておこうと思う人の方が多いだろうが、彼女は断ることに決めたと話していた。どうも、この靴とは、先の金額から考えて1割負担の介護保険を利用しているような感じだ。要するに足の悪い人が公的な保険を利用して、自分に合った靴を作ってもらうための制度のようだ。健常人がこれを利用するということは、保険の悪用ではないだろうか。勧誘員さんが、「いい加減なものではありません。国のちゃんとした制度です」と述べていたことを思い出してそう思ったということだ。制度は「ちゃんとした」ものか知らないけど、利用は「ちゃんとした」ものではないだろう。おそらく、その病院もグルに違いない。コンタクトレンズ店お抱えの眼科のようなものに違いない。
 勧誘員さんに、靴を断りたいと言ったところ、「皆さん喜んでもらえていますのに、残念です」と、先方の方が未練たっぷりのようだ。多くの人が喜んでいるかどうか分からないが、ズルをして利益を得ようとする姿勢は、決していものではないだろう。娘さんの断りの判断は正しいと思う。
 結局のところ、このような制度の悪用や法の目をかいくぐることを「よし」とする人が、勧誘員をやっているということだ。人にいいものを勧めるというよりも、その利益にぶら下がって、その制度を食い潰している姿勢が見えてくる。

ホウシュウ・(勧誘員は、互助会加入以外で物品等の勧誘をする手口。ニュースで高齢者の方が騙される報道がなされているが、金銭的に多額では無い事から別段、誰も騙された。という感覚が無いのだと思う。また、気づかづに制度を悪用している事に加担している事になっているとは驚いた)

互助会ってi?(その2)

先輩住職のブログより全文抜粋。

先日、互助会の勧誘員の話を書いた。あの時に、セレマの勧誘員さんの勧めで入会した人が、家で子どもたちに話したところ、一斉に総攻撃を浴びせられたようだ。2,500円と言うのは、初回で、これは話を持ってきた人が500円を負担するので、毎月3,000円となる。銀行の引き落としの用紙にも、すでに署名押印したとのことだ。
 怒った娘さんが、その勧誘員さんに電話をかけて解約を申し込んだ。互助会組織や生保の勧誘員さんって、どの会社でも同じような感じを受ける。口は丁寧でやんわり話しているが押しが強い。中々了承しないようだ。加入の経緯が、ご近所の仲間をベースにしているために話が複雑だ。ご近所でも中心的な人物となる人が、この勧誘員さんと非常に懇意にしていて、しょっちゅう出入りしているようだ。そして、互助会だけではなく、生命保険や、先に書いた靴など、多種多様なものを購入したり加入したりしているようなのだ。その仲間内での話だから、断ったら次に顔を出せないと思うため、加入した本人も解約に同意しづらい。
 勧誘員さんは、「お母さんの、せっかくのお友達関係にひびを入れて」とか、「本当に仲良くされている仲間ですのに」などと言ってくるらしい。しかし、絶対に解約すると決めているから、「そんな仲間のところには、出入りしないように母には言いますから、貴方も、母には近寄らないでください」と反論したそうだ。すると、「なんときついことをいう人なんですか、今までそんなこと言われたことありません。私は、みなさんが喜ばれるから、ほぼ奉仕でやっていることですよ。お母さんの友達関係を壊して平気でいられるんですか」などと繰り返し話してくる。(誰が、友人関係を壊したんだ!)
 この人と、これ以上話しても無駄だと判断したので、とにかく加入は取り消しますから用紙を送ってください。そして、今後二度と勧めるようなことはしないでくださいと話して電話を切ったそうだ。
 それから、2・3日して勧誘員さんから電話がかかってきて、「用紙に書いてもらったら、間違い等があったりして、中々一度で通らないことが多いんですよ。引き落とし口座の残高を、3,000円以下にしてもらえませんか、そうすれば、会費は落ちませんから、これが一番の裏ワザなんです」と述べられたそうだ。こちらとしても、落ちてから返金してもらうのも面倒だから、それには従うつもりだけど、こんな方法を互助会が認めているわけがない。きっと、自分の成績を傷つけずに、先方の都合で入金できなかったようにしたいのだろう。勧誘を断られ入会自体がなくなるよりも、入会はしたけど、お金が入金されなかった。こんな筋道が見えてくる。勧誘員さんがこんなこと言ってますけどと、セレマに電話をかけようと考えたそうだが、もう一点、疑惑の靴のことがあるので、ここは捨て置くことにしたらしい。

ホウシュウ・(義理で入会するとロクでも無い事になる典型例ですね。しかし、こんな事も昭和一桁生まれの方の一部には通用するかもしれませんが、その後の世代には通用しなくなっていくのではないでしようか? ?そういう流れからも互助会の破綻も現実に出てくると思われます。)