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"年中行事"の記事一覧

今年も身延山久遠寺へ

8/31午前5時当山を出発し、一路山梨県身延山へ。今回の団体参拝団員は18名。日帰り強行軍の予定だが、例年の如く久遠寺祖師堂での輪番奉仕を勤める。所要時間五時間にて身延到着。13時から輪番奉仕法要開始。昨年、御真骨堂部分修復が完成し、今までわからなかった天井部の素晴らしい彫刻を見ることが出来た。現法主猊下は、事に輪番奉仕事業に尽力されており、客殿控室の冷暖房化、法要参加者の椅子準備等と整備を進められていた。今後は、祖師堂内整備にかかられるようだ。ともあれ、全行程15時間の団参を今年も無事に終える事が出来たのも仏祖三宝のご守護があってこそだと思う。
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盂蘭盆法要手伝い三か寺目

当山の盂蘭盆法要を終え、三か寺目のお手伝い先であるB寺。こちらの盂蘭盆法要は、昔ながらの法要スタイルだ。朝10時開始、昼休みを挟んで16時頃まで一日かかる。大まかな時間帯はあるものの、檀信徒がある程度揃った時点で法要が始まる。10時に法要が始まると、約一時間半くらい15分程の法要を何座も勤める。たまに、時間に遅れた檀信徒の為に時間待ちの休憩が入る事も多い。

檀信徒にとっては、短時間で塔婆ご回向が済むので、お墓がある方は、そのまま塔婆を持って墓参に行かれる。
法要の中で、導師が「灑水」(導師が塔婆に、枝のついた葉っぱを使って水をかける)という、儀式を行うのだが、これは本来導師のみが行う作法である。しかし、この近辺の寺院では、檀信徒に焼香時「灑水」をさせている事が多い。盂蘭盆の趣旨は、餓鬼供養である事を考えると、自分の先祖、親族のみを供養対象にしてしまう行いに見えてしまう。それと共に、檀信徒に供養の重要さをアピールする為のサービス的要素もあるように感じる。

同じ地域に在る寺でありながら、風習や慣習が取り入れられた様々な法要形態が存在する。

平成27年度盂蘭盆施餓鬼会法要厳修

8月16日午前11時より 当山盂蘭盆施餓鬼会法要を厳修致しました。
当日は、日曜日と重なった為多くの檀信徒の皆様にお参り頂き、ただでさえ手狭な本堂内に、人が溢れんばかりでした。

年に一度の盂蘭盆法要終えて、今年の法要の反省と来年への改善策を考えながら、今は、ほっとしているのが実感です。
ご出仕頂いた、お上人との話の中で「住職である導師は、本来法要に集中したいところだが、法要当日も雑務に追われてしまいますね。」まさに、その通りだと思った。準備作業に従事するのは、私と妻の二人であり、年々ミスが減らなければならないはずが、集中力の欠如からか?ミスが増えている。これはいかんと、改善策を試みるも、改善策が覚えきれなかった事によるミスが発生するありさま。この繰り返しを年々に続けている。

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お盆

今年もお盆を迎えます。昨今のお盆は、ご先祖、有縁無縁之諸霊をお迎えする事よりも、お盆休みという名の連休になってしまっている。終戦70年を迎え戦争の風化や、過去に起こった天災人災の風化が叫ばれている。忘れない事は、過去の反省と未来への決意の現れでは無いかと思いますね。お盆も、お盆という名の単なる連休にしてはならないですね。それには、ご先祖、有縁無縁之諸霊をお迎えし供養するカタチとこころを、後世に伝えていく事ではないかと思います?

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節分星祭り祈願祭厳修

2/1(日) 当山節分星祭り祈願祭を厳修致しました。
当日極寒の中、沢山の檀家信徒の皆様に御祈祷を受けて頂きました。節分は、旧暦でいうところの新年。なので、この時期に多くの神社仏閣で、一年の無病息災、年中安泰を祈願する節分の行事が行われています。

西宮妙寳寺様にて

西宮妙寳寺様にて


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節分星祭り祈願祭

明日2/1当山節分星祭り祈願祭を厳修致します。
昨今は、節分といえば恵方巻きが、全国的にメジャーになって来ました。吉方を向いて巻き寿司を丸かぶりする事で開運を得るという事ですね。当山では、生年月日から自分自身を守護して頂ける星を割り出し、節分の時期に守護して頂ける星をお祭りし、一年の無事を祈願を致します。その証として、毎年、個々に星御守りをお授けしております。
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距離感

昨夜、前回のブログ記事の喪主さんの通夜式をお勤めしました。
その中で感じた事ですが、葬儀社依頼の一見の葬儀では、喪主と顔を合わすのは通夜式直前。コミュニケーションを取る努力はしていましたが、思ったようには行かない現実がありました。それでは、喪主との距離感は遠いままで葬儀式の意義を伝える事ができませんでした。しかし、今回喪主と事前相談事から顔を合わせている事で、コミュニケーションが取れ喪主との距離感が縮まっている感じがしました。

如何に我々僧侶が喪主、親族と少しでも時間を共有出来るかが重要だと感じた通夜式だった。これが、後々グリーフケアへ続くのだと思う。

平成26年度秋季彼岸会法要厳修

当山彼岸法要前
当山彼岸法要前

 

資料を作製しました
資料を作製しました

法要終了後のお話用に資料を作製しました。

平成26年9月彼岸法要資料
此岸 →   彼岸
(娑婆世界) (悟りの世界)
娑婆(今、我々が生きている世界であると同時に、苦に満ちた世界)
現代は、それに加えて「末法」の時代。
(当たり前の怖さ)当たり前→感謝しない→傲慢(ごうまん) →怒り。
自分だけが正しく人は間違っている。自分さえ良ければいい。
四苦(生・老・病・死)
※ 彼岸に到達する為に、自分自身が六波羅蜜の修行を積む。
※ 六波羅蜜
1布施(物を差し上げること。させてもらうこと。)
2持戒(身をつつしみ、常に反省すること。)
3忍辱(平静にして耐えしのび、いからない、怨まない)
4精進(善い事をし、悪い事をしないようにいつも努力し続ける)
5禅定(感情をしずめ、心を安定させること)
6智慧(すべてのものを生かしている大いなる命を把握すること)
生まれ変わる度に六波羅蜜の修行を繰返し、もしかしたら仏になれるかもしれない? 煩悩と菩提は相反するもの。(爾前経)
※ 彼岸の中日は真西へ日没。
日没→人の死・死後を想像
真西→西方極楽浄土
※浄土とは(仏が存在し、そこで常に教えを説いている国土を浄土という)
法華経の考えから観た彼岸。
此岸 =  彼岸
(娑婆世界) (悟りの世界)
釋尊は娑婆世界に於いて、常に教えを説いている。即ち、この娑婆世界が浄土
である(寿量品で説明)娑婆即寂光。
※ 釈尊は我々に、親が子を想う心に気付いて欲しい。親(仏)の心を聴いて欲しいと思ってられる。
※ 受持=受け持つ。

受ける=釈尊の心を瞬間に受け取る。 持つ=持続(継続)すること。
※自分自身が法華経を受持し成仏する事で、先祖も成仏する事が出来る。

当山盂蘭盆会法要

盂蘭盆施餓鬼会法要
盂蘭盆施餓鬼会法要

8月16日 平成26年度盂蘭盆施餓鬼会法要を厳修致しました。

当日は、土曜日という事もあってか沢山の檀信徒の皆様が参拝されました。

異口同音(いくどうおん)にて、お題目、法華経を唱え供養の誠を納受致しました。

「気持ちがあれば伝わる」という言葉を良く聴きます。

ですが、供養は沢山の飯食(おんじき)をお供えし餓鬼(餓鬼道に居る霊)に施しをする事、そして自分自身が

蘭盆施餓鬼会法要に参加し、法華経をお唱えし久遠の本仏釈迦牟尼世尊の説かれた教えを聴き、お題目を

お唱えする事で、法華経の教えを信じ人生に生かして行く事を誓う事です。その信仰の功徳が、四生六道法界萬霊

(ししょうろくどうほうかいのばんれい)(餓鬼も含む)に注がれ、回り廻って自分自身にも功徳がそそがれるのです。

 

 

東京七月盆

毎年恒例の東京7月盆のお手伝いの為、7/7から上京しました。
7/8 お手伝い先の池上厳定院盂蘭盆施餓鬼会法要。

厳定院本堂
厳定院本堂

今年はお盆の時期に台風が関東地方に上陸するとの予報が出て、お盆のお参り開始日を7/12からにしたものの、台風の上陸は無く、いつもより遅いお盆のスタートとなった。12,13,14,15日と蒸し暑かったものの雨に降られず順調にお参りを終えることが出来た。

お盆お参り中
お盆お参り中