BONZEブログ

2010年3月の記事一覧

お彼岸

「暑さ寒さも彼岸まで」

今日から、24日までの一週間を「仏道修行」を実践する仏教週間であります。

お彼岸の意味は「迷いの世界(此岸・しがん)から悟りの世界(彼岸・ひがん)へ到る」という事です。それでは、迷いの世界とは?? お釈迦様は「人生は苦である」と言っています。苦とは単に「つらい」「苦しい」という事ではなく、思い通りにならない現実と、思い通りにしたいという自分の欲求に板ばさみになる苦しみです。そこでお釈迦様は「現実を冷静に見つめることで、自分の思い通りにしたいという執着がなくなれば、やすらかな気持ちになれる」という真理に至られました。仏教の教えは「死者のため」ではなく「生きているもの」への教えです。お釈迦様が説かれた真理の実践が六波羅蜜の修行であります。六波羅蜜は、1 布施(人に施すこと)2 持戒(戒をたもって生きること)3忍辱(耐え忍ぶこと)4精進(努力すること)5禅定(心を落ち着けること)6智慧(以上の実践により物事の道理を知ること)お彼岸の間、お墓参りをするだけではなく日々の生活の中で六波羅蜜の修行をあてはめていただきたいと思います。

研修会に参加して来ました

昨日、大阪市声明師会研修会に参加して来ました。この研修会は、「仏.法.僧」三宝の信仰を具現するために。というテーマで三年間(年に一度開催)に渡り、立正大学教授 北川前肇(きたがわ ぜんちょう)先生を講師に迎え三年目の最後の講義が開催されました。

講師の北川先生とは、立正大学在学中から公私共にお世話になった恩師で、教学はもとより、人生のなんたるか? 人生の歩みを教えて頂いた「人生の師」です。30年経った今でも、先生の前では緊張し、今の自分が歩んでいる人生が間違っていないか?自問自答します。

講義は、90分×2の180分講義と長時間に及びましたが、先生の熱い講義に参加者は引き込まれ真剣に受講されていました。先生の講義は、簡潔・明瞭にてとてもわかりやすく、他の先生との違いは講義に対する真剣さが違います。まるで真剣を抜いた相手と対峙する感じです。それとは正反対ですが、未だ理解できない我々に慈愛に満ちた接し方をされます。

あっという間の180分でしたが、また自分の糧になりました。

北川先生ありがとうございました。

回答来ませんね。

前回のブログで書いた「今回の件に関しての回答書」は、未だ送られて来ず。

このまま無視という事ですね。こんな企業が存続できる葬儀業界とは・・・今後、セレマのような悪徳業者は淘汰される時が来るでしよう。

今回は、少し互助会について書いてみたいと思います。

「互助会に入り、毎月一定額を支払う事で葬儀が出せる」という事で勧誘する互助会営業。セレマは、葬儀担当者が葬儀後に互助会へ勧誘していました。これは、葬儀担当者の手抜きを防ぐ事と担当者の給料が喪主が互助会に入会した時点で発生するからです。したがって担当者は喪主に気に入られるように動く事になります。なので、葬儀後、互助会の入会又は継続を断ると担当者にとっては死活問題となります。元セレマ従業員から聞いた話では、一時、全く互助会の入会が無く、給料をもらうどころか、給料がマイナスに転じ4万円をセレマに支払った事があったそうだ。

昨年、やはり互助会に入っていた檀家さんの葬儀をセレマで行った。葬儀後、喪主から聞いた話では、葬儀代金が300万を超えた事で互助会が何の役にも立たない事がわかったので、互助会への継続入会を断った。その際、担当者の口から出た言葉が「お宅の葬式が、1月3日にあったもんやから、私ら正月休みなしで仕事をしたのに、互助会に入ってもらわんと、私らタダ働きや。」と言ってのけました。これに喪主が激怒し、すぐさま支払いを終え追い返したという事を聞きました。

互助会の問題点

1? 強引な積み立て勧誘

2 解約を渋り、解約を要求杞憂すると法定外の高額な手数料を請求しおどす。

3 葬儀時、掛け金の数倍の費用請求

4 掛け金(預かり金)の大半は、葬儀会館の建設費用、歩合の支払い等運転資  金に流用。

5 今後互助会の倒産場合掛け金の50%保全処置が適応されなくなるかもしれない。現時点では倒産した場合掛け金の50%保全される。しかし、残り50%は互助会側が自由に運用可能。

これでもまだ、貴方は互助会に入会しますか?