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"互助会 葬儀 葬儀社 お葬式 葬儀値段 "の記事一覧

互助会の実態

かねてより当ブログで、葬儀に関して多くの記事を書いてきました。ですが個人のブログでは、下手をすると相手への誹誹謗中傷にもなりかねないので、実際に私自身が見聞きした事だけを書いてきました。今回、ご紹介する記事について、私は数年前から把握していました。しかし、上記に記したように、証拠がなければ相手への誹謗中傷にでしかありません。それを考え、ブログで記事にするのはやめていました。しかし、この記事がネット上に流れた事で内容を紹介する事にしました。

普通、世間では、TVCMを出すほどの会社だからと人は信用するものです。また、会社側もある面、信用を得る為に広告を出すのではないかと思います。しかし、葬儀業界は大手であればあるほど信用出来ない業種といえます。大手葬儀社の葬儀は、互助会員の葬儀が大半を占めているのが現状です。その互助会のシステムが、内部告発により暴かれています。この記事を読まれ、どのように考えられるのか?私は、今後互助会に入会する方が少しでも減るように記事をアップ致します。

http://www.geocities.jp/gj6yffj65/

7~8年前、実態を知った私は、せめて当山檀信徒だけでも互助会の罠にかからないように「寺葬」を整備した次第です。

広宣寺が提案する葬儀 http://www.kousennji.jp/sougi.html

キックバック?

キックバックは、日本独特の商慣行である割り戻し制度で、「売上割戻」「仕入割戻」「リベート」とも呼ばれ、メーカーや卸売業者などが商品の売上高や取引高など一定の条件をクリアした流通業者(卸売店や小売店など)に対して支払う報酬(割戻金、報奨金、奨励金)のことをいう。

このキックバックですが、我々、僧侶側と葬儀社側で未だ行われているという実態。
日本国内の寺院数(77,572か寺)は、実はコンビニ(43,372)より多いという事をご存知ですか? 寺といっても千差万別です。誰でも寺院名を言えば知っている由緒寺院から、過疎化地域にあり住職が無住の寺(15,000か寺)までを含んだ数です。

布施収入のみで維持出来る寺もあれば、兼業をして寺を維持している場合もあります。昨今は、寺を持たず又は持てず。都会のマンションに住みながら葬儀社に営業をして回る僧侶や、寺の住職であるが寺を維持して行く為に営業に回る者も存在します。

葬儀社又は葬儀社社員が、この営業に来た僧侶を葬儀で使う見返りとして、喪主から頂いた「お布施」の何割かを僧侶からキックバックさせるのです。キックバックされる金額は、お布施の2割〜3割は当たり前です。葬儀社担当にキックバックされたお金は、世の中に存在しないカネとしてその担当社員(パート)のフトコロに入る訳です。

更に驚くべき事に葬儀社が、会社として僧侶からお布施の5割をキックバックさせるところもあります。これは、あらかじめ葬儀社側が喪主に対し葬儀布施の金額を伝えます。喪主は、その布施は僧侶から打診された金額と理解し、そのお布施を用意します。お布施は葬儀当日、喪主から僧侶に手渡された直後、葬儀社が5割の金額を回収するのです。
その葬儀社は、看板、チラシ等で低額な家族葬をうたっています。

ですから、葬儀社は吟味に吟味を重ねないといけない事と思います。しかし、未だ人々の中には「生きている間ら葬式の準備をするなんて縁起が悪い」と敬遠する方が多数います。この日本人独特の考え方が、このような悪循環を招く事になっています。喪主から頂戴した「お布施」が、よもやこんなカタチで使われてしまっているとは想像出来たでしようか?自分の最期を決めるのは自分です。こんなカタチで自分の最期を終わらせて良いのでしようか?

もし葬儀を出すという事を自分自身で決めているのなら、このような事態に遭遇しないように生きている間に、自分が世話になろうと思える寺又は僧侶を探し出しておく事が必要ではないでしようか?

HPリニューアル

以前のブログにてご紹介した「広宣寺が提案する葬儀」の詳細をアップ致しました。

寺が提案する葬儀形態がどのような反響をもたらすのか楽しみです。

広宣寺HP http://www.kousennji.jp/

大阪府三島管区研修会

平成22年2月22日高槻市交流センター会議室にて開催された「大阪府三島管区研修会」に参加した。当日は、管内僧侶並び寺庭婦人も数多く参加された。
今回のテーマは「自死遺族に対するグリーフケアについて」であった。講師は鷹見先生。自身も遺族の立場から広くグリーフケアについて講演を行い、自死遺族の気持を世間に伝えられている。

2時間半の講演は、あっという間だった。講師先生のお話しはとても理解しやすく且つ資料も分かりやすくまとめられていた。特に、講師先生も驚かれた宗務事務長S上人と布教師会長ST上人のお二人が製作された法話DVDが、とても理解しやすく勉強になった。この法話DVDは、講師先生が自身の体験並びに自死遺族の方達から聞いた僧侶の心ない法話を元に作られたものだ。講演の性質上「悪い法話」と「良い法話」と区別されていた。しかし、同じ立場でない身が聞くと「悪い法話」であっても、どこに使わない方が良いとされる表現が含まれているかわからない。でも、講師の講演を聞いた後だと、遺族に対して使わない方が良い表現が理解できるようになった。

講演後、ふりかえって考えてみた。自死遺族に限らず我々僧侶は全ての遺族に対し、今回学んだ事を活かせねばならない。と思った。
葬儀という一種独特な環境のもと物事をすすめて行く立場として心しておかねばならない。

四十九日と人間のバイオリズム(その四)

人が、「さぁ! やるぞ!」と物事を始めて四、五十日で「消耗現象」が起こる実例を前回のブログから紹介して来ました。

さて、そもそも四十九日とは何ぞや? ?である。

これは、近親者(親子、夫婦、子供)の死を経験した方は、理解できると思います。心の動き、心の安定が四十九日までと四十九日後では随分違いがあります。簡単に説明すると、近親者が亡くなった直後は、誰しも心が不安定になり軽いパニック症候群に陥る感じがします。その状況で通夜、葬儀を終え普段の生活に戻るわけですが、近親者は、ここで少しパニック症候群から脱して空虚感を感じる事もあります。以前は、これから二七日、三七日・・・と、四十九日まで七日ごとに僧侶を招き親族が集まって法要をしていました。

最近は、この七日ごとの法要は忘れ去られつつあります。しかし、近親者にとっては、心の安定を取り戻したわけではなく、四十九日が終わるまではなんとなく落ち着かない状態が続いています。心の不安定さを忘れる為に、葬儀等でお世話になった方への挨拶回りや香典返しの作業があるのかもしれません。ですが、最近は香典を受け取らない事が多々あります。まして家族葬と呼ばれる親族だけの葬儀も増え。葬儀後の忙しさも無くなりつつあります。

こうして本来あるべきものだった「喪の作業」も葬儀と同じく簡素化されて行く事により、人はカタチとしての「弔う」事をしなくりつつあります。よく世間では「気持ちがあれば」と云うのですが、カタチが無ければ気持ちも入らないと思うのは私だけでしようか?

「喪の作業」をしなくとも、四、五十日目で「消耗現象」は、訪れるでしよう。しかし、「喪の作業」を行っていたなら四十九日法要を勤める事で故人の成仏を願い、その先の世界に心静かに故人を見送る事が出来ます。かたや、「喪の作業」を行っていない場合、四十九日目に「消耗現象」が起こり、精神的安堵感につつまれる機会を逃し、ただただ疲れがだけが残る事になるのかもしれません。

人が本来備わっている「逆境に打ち勝つ、リセットする」バイオリズムと、葬儀や四十九日法要の関係性があるともいえますね。

互助会ってi?(その2)

先輩住職のブログより全文抜粋。

先日、互助会の勧誘員の話を書いた。あの時に、セレマの勧誘員さんの勧めで入会した人が、家で子どもたちに話したところ、一斉に総攻撃を浴びせられたようだ。2,500円と言うのは、初回で、これは話を持ってきた人が500円を負担するので、毎月3,000円となる。銀行の引き落としの用紙にも、すでに署名押印したとのことだ。
 怒った娘さんが、その勧誘員さんに電話をかけて解約を申し込んだ。互助会組織や生保の勧誘員さんって、どの会社でも同じような感じを受ける。口は丁寧でやんわり話しているが押しが強い。中々了承しないようだ。加入の経緯が、ご近所の仲間をベースにしているために話が複雑だ。ご近所でも中心的な人物となる人が、この勧誘員さんと非常に懇意にしていて、しょっちゅう出入りしているようだ。そして、互助会だけではなく、生命保険や、先に書いた靴など、多種多様なものを購入したり加入したりしているようなのだ。その仲間内での話だから、断ったら次に顔を出せないと思うため、加入した本人も解約に同意しづらい。
 勧誘員さんは、「お母さんの、せっかくのお友達関係にひびを入れて」とか、「本当に仲良くされている仲間ですのに」などと言ってくるらしい。しかし、絶対に解約すると決めているから、「そんな仲間のところには、出入りしないように母には言いますから、貴方も、母には近寄らないでください」と反論したそうだ。すると、「なんときついことをいう人なんですか、今までそんなこと言われたことありません。私は、みなさんが喜ばれるから、ほぼ奉仕でやっていることですよ。お母さんの友達関係を壊して平気でいられるんですか」などと繰り返し話してくる。(誰が、友人関係を壊したんだ!)
 この人と、これ以上話しても無駄だと判断したので、とにかく加入は取り消しますから用紙を送ってください。そして、今後二度と勧めるようなことはしないでくださいと話して電話を切ったそうだ。
 それから、2・3日して勧誘員さんから電話がかかってきて、「用紙に書いてもらったら、間違い等があったりして、中々一度で通らないことが多いんですよ。引き落とし口座の残高を、3,000円以下にしてもらえませんか、そうすれば、会費は落ちませんから、これが一番の裏ワザなんです」と述べられたそうだ。こちらとしても、落ちてから返金してもらうのも面倒だから、それには従うつもりだけど、こんな方法を互助会が認めているわけがない。きっと、自分の成績を傷つけずに、先方の都合で入金できなかったようにしたいのだろう。勧誘を断られ入会自体がなくなるよりも、入会はしたけど、お金が入金されなかった。こんな筋道が見えてくる。勧誘員さんがこんなこと言ってますけどと、セレマに電話をかけようと考えたそうだが、もう一点、疑惑の靴のことがあるので、ここは捨て置くことにしたらしい。

ホウシュウ・(義理で入会するとロクでも無い事になる典型例ですね。しかし、こんな事も昭和一桁生まれの方の一部には通用するかもしれませんが、その後の世代には通用しなくなっていくのではないでしようか? ?そういう流れからも互助会の破綻も現実に出てくると思われます。)